PTSDとトラウマのすべてがわかる本 (健康ライブラリーイラスト版)

  • 講談社 (2007年11月10日発売)
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本棚登録 : 155
感想 : 21

このあいだ部屋を片付けながらYouTubeでテレフォン人生相談を聞いていたら、自分の過去の体験を思い出し、悲しかった気持ちがよみがえり、涙がでてしまいました。
この本で紹介されているトラウマとかに比べれば、全然大したことのない内容なんですが、それでも自分は苦しい。

「忘れよう」
そう思ってゴミ箱に捨てて、時と共に忘れていくんだけど
何かをきっかけにゴミ箱から一斉に飛び出してくるの。

だからPTSDとトラウマに苦しめられているかた、どんなにお辛いだろうと察しています。
人間の脳って、ほんとうにやっかいなものですね。

私たちがしてあげられること。
言うべき言葉は、誰にでもあてはまる適切なものはなく、伝えるより聞くことが大切。
「話したくなったら、いつでも言って」というような、相手の気持ちを尊重する言葉が良いでしょう。

言うべきではない言葉。これもそれぞれ状況は異なりますが、次のようなものは×と思われます。
「絶対治るから、もっとがんばって!」
「このくらいの事故で、そんなに落ちこまないで」
「嫌なことは早く忘れて、先のことを考えて」
「いつまでも泣いていたらダメだ!」
「あなたは助かったんだから、いいじゃないか」
「今後は用心深くなるんじゃないか。いい経験をしたよ」
「君がそんなことでは、亡くなったご家族がうかばれないよ」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ☆心と体☆
感想投稿日 : 2018年4月4日
読了日 : 2017年2月10日
本棚登録日 : 2017年2月10日

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