日本の風俗嬢 (新潮新書 581)

著者 :
  • 新潮社 (2014年8月9日発売)
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本棚登録 : 700
感想 : 82

「そこ」で働く女性は30万人以上。だから、普通にまわりにたくさんいる計算です。でも私の回りにいないと思う。
だから「類は友を呼ぶ」というか職につくのも、友達の紹介が自薦とスカウトにならんで多いので、いるところにかたまっているのでしょう。

この本に紹介されている性風俗の採用偏差値というのが面白い。
容姿を軸に、育ち学歴適正なども加味して数値化してみる。
2014年で単体AV女優は偏差値80!
1990年代は69だったそうで、つまり年々レベルが上がっているということ。

これが下にいくと、2014年で、企画単体AVが72、高級デリバリーヘルスが68、高級ソープランドが67、SMクラブ女王様が66……
ときて、47になると都市部格安デリヘル、地方ピンクサロンとなります。
それ以下の女性は仕事にありつけないし、偏差値50ぐらいではたいした収入にならないそうです。

たしかに偏差値60以上になれば、収入がいいだけでなく、やりがいもあるかも。
ブログを書いたりして、いつも満員なんですって。
女性としての自信にも満ちあふれて。
がんばってください。

しかし下のほうの人は、こういう本を読んで、現実の厳しさを知ってほしいと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ☆社会政治経済☆
感想投稿日 : 2018年3月17日
読了日 : 2014年11月23日
本棚登録日 : 2014年11月23日

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