「子どものころにばくぜんと憧れていたヨーロッパのイメージはフランスだったのだろう」とあらためて思いました。
おとなになって中欧やイタリアの歴史を知ると「フランスってなんか嫌な国」と思うことが多かったです。でもフランスの歴史を学べばきっとそういう気持ちもなくなると予想していました。
それはハズレでした。フランスの王は嫌いなタイプが多いのです。
だけど、そんな王たちがいたからこそ、お城があり、フランスの文化があるんですよね。
旅行ガイドでありながら、読んでいていろいろおもしろいです。
ノートルダムが聖母マリアと知ったのは最近だし、マドレーヌがマグダラのマリアであると、この本ではじめて知りました。
それに子どものころのことを思い出します。
ヴィルキエ…ユゴーゆかりの地。「ああ無情」読んだな。
エトルタ…ルブランの家。「ルパン」もたくさん読んだ。
でもどのくらい理解していたのかしら…。
オンフルール…サティの生家。楽譜たくさん買ったけど、ぜんぜん弾いていない。サティにかぎらないけどあせあせ(飛び散る汗)
ナント…ヴェルヌの博物館がある。mixiキリ番に『海底二万マイル』を使った。トシさんはどうしているかしら。
ノルマンディー…カッコいいイメージがあるんだけど、戦争でボロボロにされちゃったのですね。
中欧やイタリアのガイドブックではこんな経験はなかったように思う。
子どもたちにフランス文学を伝えたい人が日本にはたくさんいたのかなあって思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
☆旅☆
- 感想投稿日 : 2018年3月6日
- 読了日 : 2013年7月8日
- 本棚登録日 : 2013年7月8日
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