ハルヒシリーズの中で、最もSF的ギミックが凝らされた作品(ただし未完)。
それぞれ進級した春のある日、キョンは中学生時代の親友・佐々木と再会する。佐々木はSOS団のことも風の噂に聞いており、涼宮ハルヒとも顔を合わせる。
その時から、世界がおかしくなった。
なんと世界がαとβの2つに分岐したのである。
ADVゲームをやり込んできた読者は「珍しくもない」と言うかもしれない。しかし考えてみて欲しい。
ADVゲームとは違い、結末が必ず1つである小説で物語が分岐するとはどういうことか。
これは平行世界が生まれたという事ではないのか?
そして、どこかでこの2つの世界が交わるということではないか?
高校1年生の自己紹介の時、ハルヒはこう言った。
「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」
ついに異世界人が出るのか……!?
既に完結しているという点においては「消失」にはかなわないが、ついに完結編である「驚愕(上)(下)」の発売が決まった。
未読の方はぜひこの機会に読んで欲しい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ライトノベル/SF
- 感想投稿日 : 2011年5月12日
- 読了日 : 2011年5月10日
- 本棚登録日 : 2011年5月10日
みんなの感想をみる