元刑事で一人娘が失踪中のD県警広報官・三上義信。
記者クラブと匿名問題で揉める中、昭和64年に起きたD県警史上最悪の翔子ちゃん誘拐殺人事件への警察庁長官視察が決定する。
だが被害者遺族からは拒絶され、刑事部からは猛反発をくらう。
組織と個人の相克を息詰まる緊張感で描き、ミステリ界を席巻した著者の渾身作。
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みんなみんな、面白いって言うし、ネットの口コミも点数高いし、上下巻あるから読む気なかったけど、読んでみた。
広報官と記者とのやりとり。
何読まされてんるやろ、とはじめは思ったけど、どんどん引き込まれていった。
加害者を匿名で発表する広報官と実名を言えと迫る記者。
現実にも、内々でもみ消されてるものもあるんかな、なんて思いながら読んでた。
新たな進展とかも出てきて、一体何の話なんかなと思うところもあるけど、それだけ下巻が楽しみになった。
淡々とした内容でも、ずっと読み続けられる本ってすごい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2019年7月18日
- 読了日 : 2021年2月13日
- 本棚登録日 : 2019年7月18日
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