沖縄久米島から日本国家を読み解く

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  • 小学館 (2009年10月1日発売)
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佐藤氏の母親が沖縄出身であり、沖縄の歴史をたどることにより、日本国家の原点を読み取ろうとしている。
久米島の新垣の盛りを中心とした世界史を書く→新たな何かが見えるのではないか、と考えている。
人間には魂が6つある。複数在ると考えた方が楽だ。
沖縄にはユタがあり。これは霊能者。
沖縄思想は二面性を持っている。
楽園(ニライ、カナイ)には、理想郷のほか、災いのするところという面もある。
久米島の伝説から、国家に対する社会の優位性(堂のひやの裏切り伝説→侵略者に対して忠誠を誓い、それが他者に侵されそうになると、裏切るという歴史あり)→常に強者につく。これは天命思想による。
沖縄は幕藩体制の中の異国
その後日本-アメリカ-日本とその統治下にあるが、それは天命思想(易姓革命)
過去の歴史において、日本より琉球に優しかったと言える。

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感想投稿日 : 2010年2月21日
本棚登録日 : 2010年2月21日

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