池井戸さんの最新作。
小冊子で冒頭を読ませるという新しい手法も面白いが、やはり大事なのは中身。
やはり読み始めると止めれず、一気読み。
帰りの電車では、乗り過ごしはしなかったものの、最寄り駅のベンチで読了。
過去作品同様に逆境からの脱却がメイン。ストーリーとしては若干読めちゃうのが残念。
私の読みなど裏切ってくれるシーンももちろんたくさんありました。
親子の葛藤、老夫婦の阿吽の呼吸、何が一番大事なのか?と悩む若者の姿など、文字が感動を伝えてくるのが素晴らしい。
そろそろ成人を迎える子供がいる親、これから就活を始める若者、孫が生まれた世代など、色んな世代の方々が読んで、それぞれ異なる価値観の中で感動を味わえるのではないかな。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本の小説
- 感想投稿日 : 2016年7月28日
- 読了日 : 2016年7月28日
- 本棚登録日 : 2016年7月28日
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