とてもおもしろかった。
近未来の日本は、草食化が進み?若者は、セックスや恋愛に興味を持たなくなった。その対策に国は「アカガミ」制度を導入。「アカガミ」に志願した者は、指定された団地に赴き、カップルとなる。相性が悪ければチェンジも可能。
主人公のミツキは生きる意味を見いだせず、何度も自殺未遂をしていたところ、知り合いのログから「アカガミ」を紹介される。ミツキと一緒に生活することになったハルノは、家族の生活を救うため「アカガミ」に志願した。
生きる意味を見いだせず、恋愛にも興味がなかったミツキが、次第にハルノに魅かれていく。ハルノもミツキに魅かれていき、自然の流れで二人は結ばれる。ミツキはめでたく妊娠し、ツキとハルノの生活はこのまま穏やかに続くと思われたが……。
ミツキがハルノに魅かれていくところ、ハルノもミツキに魅かれていくところが、なんともいえずよかった。ストーリーはありえない設定なんだけど、こうなってもおかしくないと思わせる、変にリアルな設定がこのストーリーのおもしろさを増していると思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本の小説
- 感想投稿日 : 2016年8月31日
- 読了日 : 2016年8月30日
- 本棚登録日 : 2016年8月31日
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