第10回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。
念願の文庫化です!!ようやく、、、という気持ちで手に取りました。
南洋の孤島に調査のために訪れた瞳子は、
ゲリラの頭目・ヤンと出会い、行動を共にすることになります。
何故かヤンと夢を共有し、いくつもの島の未来を垣間見る瞳子。
夢と現実の狭間をフワフワと漂っているような世界観はとても魅力的。
ただ、このラストはどうかなと思わないでもないです。あまりにも曖昧。
題材はとても良いと思うのに、きちんと生かしきれていない印象でした。
主人公の瞳子に、あまり感情移入できなかったせいかもしれません。
どうしても感情的で自分勝手な人間に見えてしまって…^^;
「黄金の王 白銀の王」の聡明な二人の王にいたく感動した私には、
どうしても何かが欠落した主人公に思えてしまいました(笑)
読書状況:読み終わった
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BOOK
- 感想投稿日 : 2013年3月16日
- 読了日 : 2013年3月15日
- 本棚登録日 : 2013年3月16日
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