完全にファンになってしまいました。
南部芸能事務所の芸人さんたちの。
新城や溝口だけでなく、ナカノシマや津田ちゃんや
スパイラルの2人やテネシー師匠。
それと事務所の雰囲気を変化させた事務バイトの鹿島ちゃんや社長まで。
みんなみんな、すっごく気になります。
私は「そう思う人」寄りなので
「そう思わない人」達が何かと気になるのでしょうか?
ネタを見せられる訳ではないのに…畑野さんってすごい作家さんです。
南部芸能事務所にかかわる人々の物語7編。
『南部芸能事務所』の続編です。
『南部芸能事務所』は停滞感というか、そこから動けない何か
みたいなものがあり、重たいものが流れていましたが、
『メリーランド』は確実に何かが動き出してます。
1話1話に主人公がいて、その人の心情がつづられるのは
『南部芸能事務所』と一緒なのですが
会話文が多くなった気がしますし、テンポが感じられました。
読み終わってすぐ、次回作をジリジリ待つ心境になる一冊です。
事務所のライブデビューとコンビ名を決定した新城と溝口は、
これからどんな風に化けていくんでしょうね。
ナカノシマも変わりますね、きっと。
今回は私の好きな保子師匠が、ちょっとしか登場しなかったのですが
これからも健在でいただき、事務所内をピリッとさせてもらいたいです。
できれば次回作に「シフト」の古淵さんを
また登場させてもらいたいです。
中野さんと恋愛に発展!なんてあったら素敵ですね~
- 感想投稿日 : 2014年6月21日
- 読了日 : 2014年6月21日
- 本棚登録日 : 2014年6月7日
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