不幸に不幸が重なって、それを不幸と思ってしまうことで他の不幸を呼んでいってしまう... 展開としては、予想できなかったものではないけれどもあえてこっちにしたかというような方向だった。 ただ、あまりにも細部が描かれていなくて一作品としての危うさが感じられたなぁ...道尾秀介作品は文中にはっきりと示さず読者の解釈に任せるものが多いけれども、これはあまりにもその傾向に過ぎるのではないかと.... モヤモヤと、読了感に欠ける作品ではありました。
読書状況:読み終わった
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文庫
- 感想投稿日 : 2013年2月10日
- 読了日 : 2013年1月31日
- 本棚登録日 : 2013年2月10日
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