昭和25年秋に起こった『ホテル名琅荘(迷路荘)』での連続殺人事件を、名探偵・金田一耕助が解き明かすミステリー。敷地内は迷路のような造りで、抜け穴などもあり、舞台設定が面白い。特に、古くて脆くなった地下道と、"ネズミ"で溢れた(?)落とし穴は、不気味に感じられた。1981年発行22版の文庫で読んだため、カバー絵は杉本一文氏。おどろおどろしい雰囲気が、新しいカバーではなかなか表現されていないようで、少々不満が残った。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2023年2月16日
- 読了日 : 2023年2月16日
- 本棚登録日 : 2023年2月3日
みんなの感想をみる