年金がらみの老後2000万円問題が話題になってるので読んでみた。
ちなみに老後2000万円ひつようだってのはおそらくほんとで、年金なんかあてにしてたら成り立たないっていうのは常識だったと思う。隠す必要もなければ、いまさらびっくりしてる人ものんきだわ。
でも、2000万円ためるのはかなりきびしくて、そのあたりもこの本に書いてある。うちなんか教育資金以前に老後資金貯めろとかFPに言われて、もっともなんだけどなんか何のためのお金、貯蓄か、ってかんじ。
この本すごくためになって怖くなって、著者の熱さもすばらしくていい本。国民全員読むべき。そして制度作る人たちは猛省して改正にかかるべきでは。
以下メモ。
p29
平均貯蓄額について
ごく一部の富裕層が平均値を高めているため、多くのひとの実際の貯蓄額はもっと低くなる(統計の中で「平均」という言葉が出てきたら、要注意だ。平均はあくまで合計額を構成数で割った数字であり…)
→かっこ内が大事。発表者の作為を感じろ、ということだね!
P30
下流老人の特徴
頼れる人間がいない
関係性の貧困。社会的に孤立している姿が見えてくる
p70
るので読んでみた。
ちなみに老後2000万円ひつようだってのはおそらくほんとで、年金なんかあてにしてたら成り立たないっていうのは常識だったと思う。隠す必要もなければ、いまさらびっくりしてる人ものんきだわ。
でも、2000万円ためるのはかなりきびしくて、そのあたりもこの本に書いてある。うちなんか教育資金以前に老後資金貯めろとかFPに言われて、もっともなんだけどなんか何のためのお金、貯蓄か、ってかんじ。
この本すごくためになって怖くなって、著者の熱さもすばらしくていい本。国民全員読むべき。そして制度作る人たちは猛省して改正にかかるべきでは。
以下メモ。
p29
平均貯蓄額について
ごく一部の富裕層が平均値を高めているため、多くのひとの実際の貯蓄額はもっと低くなる(統計の中で「平均」という言葉が出てきたら、要注意だ。平均はあくまで合計額を構成数で割った数字であり…)
→かっこ内が大事。発表者の作為を感じろ、ということだね!
P30
下流老人の特徴
頼れる人間がいない
関係性の貧困。社会的に孤立している姿が見えてくる
p70
支援しても減らない下流老人
12年間で生活困窮の相談者は一向に減らない
穴の開いたボートに浸水してくるかのよう
これまでの活動は水を書き出していた。この穴をどうしたらふさげるかを考えなくてはならない
対処療法(ここは"対症療法"が言葉としては正しいのでは。)ではなく、社会問題として根本から対策を立てなければ、手遅れになる
生活相談を受け、支援を行うことをミクロ実践
マクロ実践を展開し、制度や政策、人々の意識や考えを変えない限り、下流老人の問題はなくならないのだ。
p127
「生活困窮者を救うべきなのか」「そのような支援活動は必要なのか」というような否定的な意見、あるいはもっと直接的に支援活動を止めるように促す意見をいただくこともある。むしろ反対意見、否定的意見のほうが圧倒的に多い。
芯で言い人間など一人もいない。貧困が理由で命を奪われるいわれはないし、強制労働に従事させる正当性もない。当たり前だが、貧困は罪ではないのだ。
p133
ひっそりと死んでいく下流老人たち
たとえば、アンテナを張って周囲を見渡してみてほしい。あなたの家の隣の住人はどうだろうか。隣の隣の家のおじいちゃんは孤立死していないだろうか。向かいにあるアパートや公営住宅で独り暮らししている高齢者はいないだろうか。ゴミ屋敷化している家はないだろうか。昔お世話になったおじいちゃんやおばあちゃんを最近見かけたことはあるだろうか。これら身近な人の状況を現実感として自分の中に取り込むことが、まず必要なのだと思う。
p157
介護保険サービスが各家庭の経済状況を加味した上で設計されていないという問題もある。…ケアマネージャーが立てるケアプランがひどい。
有料介護付き施設は金持ち向け。低料金な特養は長い順番まち。無料・定額宿泊施設は悪徳なところがあるらし。
p214
若者は老後に対する不安から貯蓄を優先し、消費を控える傾向が表れている。こうした傾向がすでに実体経済に大きな影響を与え始めている。成熟社会。…成熟…
- 感想投稿日 : 2019年7月25日
- 読了日 : 2019年7月25日
- 本棚登録日 : 2019年7月25日
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