ミステリーだったらスッキリしたのに!結局風美子は本当に妹になりたかっただけなの?入籍の日を出産予定日に合わせるとか、かなり怪しいと思ってたのですが。自分にないものを持っている人がずっと人生の傍らにいて、じわじわ乗っ取られる恐怖、リアルでした。左織の視点からしか描かれないためか、イライラしながらも左織に共感してしまう自分。読み終わってからもなんだかもやーっとしたものが残りました。加害者が壮絶ないじめをすっかり忘れているのも怖い。百々子との関係も。このスッキリしない感じが人生なのかも。面白かったけど。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
現代小説
- 感想投稿日 : 2016年9月30日
- 読了日 : 2016年9月30日
- 本棚登録日 : 2016年9月30日
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