我らが隣人の犯罪 (文春文庫 み 17-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (1993年1月9日発売)
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隣の家のスピッツがやかましい!いなくしちゃえー「我らが隣人の犯罪」
嵐の夜現れた女は父さんとの間にできたと言って赤ちゃんを連れてきたー「この子誰の子」
六年一組の少々扱いづらい子供たちと教頭先生のお話ー「サボテンの花」
妹の披露宴、美人エレクトーン奏者が刑事である自分に持ち込んだ話とはー「祝・殺人」
公園でいつも会う初老の男性が駆け出し小説家の僕に「自分を殺してくれ」と言ってきたー「気分は自殺志願」
以上5本収録の短編集

どのお話もとても面白いです。
読んで味わっていただきたいのでどこがどんなふうに面白いとか書かないです。読めば絶対に面白いので。
あえて順位をつけるなら、一番好きなお話は「サボテンの花」次が「気分は自殺志願」。
5本すべて趣が違い、すべて後味がよかった。
未読の方はぜひ!
短編ですから出勤途中の細切れ読みにもよいです。
通勤電車から降りたくなくなるかも。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: まじめな本
感想投稿日 : 2018年8月31日
読了日 : 2018年8月30日
本棚登録日 : 2018年8月24日

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