破綻している医療システムをつぎはぎしている現状に対する苛立ち。
人命第一といいつつ、それを敢行できない焦り。
誠実な医療人であろうとすればするほど居場所がなくなるという矛盾。
作者の思いや、描きたかった事がいろいろ盛り込まれていますが、
今回は救命救急センターというメディアにもクローズアップされることの多い部門に限定してあります。
焦点がきちんとあっていて、登場人物も魅力的で、ひきこまれます。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
まじめな本
- 感想投稿日 : 2013年3月25日
- 読了日 : 2008年8月4日
- 本棚登録日 : 2013年3月25日
みんなの感想をみる