LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略 LIFE SHIFT

  • 東洋経済新報社 (2016年10月21日発売)
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2016年の出版当時、大いに話題になった。
今さら読了。

シンプルに「長生きは良いこと」、そして「若者は準備を始めている。君ら中年には奇妙に見えても『最近の若い者は』と叩いたらだめ」ということ。
そして中年(40代)も、この新しいムーブメントの中でせっかく長くなった人生を楽しめるということ。

百年時代の特徴。それは要するに「多様性」だ。若年、勤労、老後の「3段階」が崩壊し、マルチステップの時代になるのだから、どのタイミングで学び、働き、休み、また働くか、そのルートは人それぞれになっていく。

それに対応する政府の動きが遅い、それは万国共通だ。そして、投票に年寄りしかいかない、これも万国共通だ。
だからこそ自分で考えることの意義は大きい。

大事なのは、自分が望む方向を選び取るための「資産」。もちろんお金だけではない。友人、学力、健康、自分を動かす(私の言葉で言えば)「胆力」。
なるほど。

そのとおりだが、しかし人生50年の時代にも必要なものは結局変わらなかったんじゃないだろうか。

最後は自分。そういうよい意味で当たり前の感想。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 社会
感想投稿日 : 2021年1月31日
読了日 : 2021年1月31日
本棚登録日 : 2021年1月31日

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