【08.6/図書館】
ルーゴン・マッカール叢書11巻。
薄利多売の巨大資本に蹂躙される小商店!
現代で言えば、総合大型店舗に席巻されていく商店街みたいなものか?
そんな商業形態の過渡期を舞台にした……ハッピーエンドな恋愛物だなこれは(笑)
主人公たちはハッピーエンドだが、もちろん夢物語ではない以上、残酷な現実は山のように描かれている。
家系樹によると、オクターヴは、ある意味伯父さん(ルーゴン閣下)に似てるのか。
そうなのか…そうかもな……。
ボヌール・デ・ダムのモデルは、ボン・マルシェと言われている。
(でも、物語中にもボン・マルシェ自体は存在している)
ボン・マルシェ創業に関する事がよくわかる、講談社文庫の「デパートを発明した夫婦」を先に読むと、物語をよりいっそう理解しやすい気がする。
ごった煮をまだ読んでない!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
フランス−ゾラ
- 感想投稿日 : 2008年6月24日
- 読了日 : 2008年6月24日
- 本棚登録日 : 2008年6月24日
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