ボヌール・デ・ダム百貨店

  • 論創社 (2002年12月1日発売)
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本棚登録 : 98
感想 : 8
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【08.6/図書館】
ルーゴン・マッカール叢書11巻。
薄利多売の巨大資本に蹂躙される小商店!
現代で言えば、総合大型店舗に席巻されていく商店街みたいなものか?
そんな商業形態の過渡期を舞台にした……ハッピーエンドな恋愛物だなこれは(笑)
主人公たちはハッピーエンドだが、もちろん夢物語ではない以上、残酷な現実は山のように描かれている。

家系樹によると、オクターヴは、ある意味伯父さん(ルーゴン閣下)に似てるのか。
そうなのか…そうかもな……。

ボヌール・デ・ダムのモデルは、ボン・マルシェと言われている。
(でも、物語中にもボン・マルシェ自体は存在している)
ボン・マルシェ創業に関する事がよくわかる、講談社文庫の「デパートを発明した夫婦」を先に読むと、物語をよりいっそう理解しやすい気がする。


ごった煮をまだ読んでない!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: フランス−ゾラ
感想投稿日 : 2008年6月24日
読了日 : 2008年6月24日
本棚登録日 : 2008年6月24日

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