彼等 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2003年9月19日発売)
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本棚登録 : 1218
感想 : 83
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もう重い重い。長野作品でこんなに重い話を読むとは思わなかった。4章の頭でうわあ、その後は正午もだけど凛がだんだん可哀そう。省子や千尋が傍にいたときと比べて、凛一に感情移入する場面が多くてつらかった。最後の正午の「寛してください」は泣かされた。しかし、そのあとブツ切られてびっくり。正午はどうなったんだ。
それと、凛一が千尋をそこまで想っていたとは思わなかった。いや、1、2作目でも何度かそういう話は出ていたけど、それにしてもつかずはなれずなイメージが強かったのです。過去にあった「なにか」が気になって眠れない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 物語
感想投稿日 : 2010年7月3日
読了日 : -
本棚登録日 : 2010年7月3日

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