ブッダ全12巻漫画文庫 (潮ビジュアル文庫)

著者 :
  • 潮出版社 (2000年4月1日発売)
4.35
  • (373)
  • (162)
  • (126)
  • (6)
  • (0)
本棚登録 : 1627
感想 : 207
5

日本美術史の勉強をしようと思ったら、鎌倉時代まではほとんど仏像とか寺院ばかりが作品だ。水墨画とか浮世絵以前に、日本の仏教について理解しないといけないと思ったのです。

そこで仏教的知識を得るべく本を探すのですが、仏教解説本はいくらだってあるけれど、細かく説明されてもなんだか頭に入らない。
うーん、困ったなあと思ったところで、「ブッダ」があった!早速箱買いというわけです。

ブッダ一般的な知識をこの作品から学んで良いのかどうかわからないが、如何せん良くわかったし面白い。単なる伝記として出来事を連ねるわけではなく、ブッダ自身の人生の出来事において、悩み苦しんでいく心情が良く書かれており、十分に読者が共感し得ると思います。

なぜに宗教的な考え方や信仰が人間に芽生えるのか、割とすんなりと飲み込めました。仏教というとなんだか子難しい世界観を理解しなければ入門できないと思っていましたが、取っ付き易かったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 東洋哲学
感想投稿日 : 2013年8月8日
読了日 : 2009年8月31日
本棚登録日 : 2009年8月3日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする