Netflixで観た映画。
「裏切り」に関連する作品として紹介され、見てみた。
2006年の映画で、レオナルド・ディカプリオ(マフィアに潜入するネズミ)とジャック・ニコルソン(マフィアのボス・コステロ)の演技がとてもよかった。
「警察・マフィア間でそれぞれにネズミ(潜入者)がいる」「いつバレるかわからないサスペンス」で興味を牽引するアクション作品。
一方で、主要人物もバンバン死ぬし、コステロがFBIのネズミだった話もどんでん返し的ではありつつ、組織間の構造もよくわからず(FBIは何のメリットがあった?)、作劇事情の飛躍も垣間見られ、後に残るものは何もない映画でもあった。
コステロが死ぬのもあっけなかったし、それまでに比べて脇甘すぎたし、サリバン(マッド・デイモン)のリアクション(其れまで服従した育ての親がFBIのネズミと分かってなぜ手のひらを返せた?)もご都合主義的。というかサリバンの動機付けが一切語られなかった。あと、コステロがビリー(ディカプリオ)を疑って罠を仕掛けても1日経たずにシロとみなしてたけど、あれも早すぎ。
死に特段意味のある映画では結局なかったので(ただ死ぬだけ)、「Departed(死者)」というタイトルにも特に深みはない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2023年7月13日
- 読了日 : 2023年7月10日
- 本棚登録日 : 2023年7月13日
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