サロメ (岩波文庫 赤 245-2)

  • 岩波書店 (2000年5月16日発売)
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福田恒存氏は、シェイクスピアでいくつか訳文を読んだことがある。役者の知人によれば「演じる」脚本として考えると、氏の訳は文語調が強すぎるらしい。しかしその文語調の美しい言葉は、「読む」ものとしてはとてもいい。この文庫版に添えられたピアズレーの挿絵が味があっていい。
舞の褒美にヨカナーンの首を所望するサロメと、それに反対する王との緊迫したやりとりのくだりが好きだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外作品
感想投稿日 : 2008年11月10日
読了日 : 2008年11月10日
本棚登録日 : 2008年11月10日

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