西の善き魔女 (5) (中公文庫 お 65-5)

著者 :
  • 中央公論新社 (2005年6月25日発売)
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本棚登録 : 999
感想 : 76
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今回はアデイルとヴィンセントの冒険。
ずいぶん思い切ったね!

お姫様達(アデイル側)の物語に、こんなに引き込まれるとは思っていなかった!前作でフィリエルに嫌気がさして、このシリーズに対するモチベも低くなりつつあったので、嬉しい驚き。展開がまあまあ上手くいくのはファンタジーなので流す!

アデイルにとって、とても貴重な経験になったのでは。
あと、ティガがとても魅力的。芯があるけど柔軟で自由で、強く、優しい。ミーミという呼び名が甘く感じられる笑。2人が結ばれれば良いのに、、
他の登場人物もとても良かった!別れは少し切なかったけれど前向きに。

アデイルにとって、城の外を飛び出して各地の実情を知り、異文化を知り、生活を知ったことは大きい。
自分を支えてくれている様々な存在を改めて感じ、その人々の為にも進む道を固めていく。
まだ少女っぽい危うさを持ちつつも、少し強くなったアデイル。守られる側だけでなく導く側としての自覚。
素敵だと思う。


続きが気になる〜

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年11月15日
読了日 : 2019年11月14日
本棚登録日 : 2019年11月14日

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