なで肩の狐 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2005年6月26日発売)
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本棚登録 : 171
感想 : 19
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花村萬月二作目。そしてまさかの内容がほとんど似ているという事実。狼の領分と非常に酷似した内容。にも関わらず、やっぱり楽しめた。ピラクルはどこ?遥だけが、成長し、人としての温かさを獲得していったわけではない。他でもない木常が、牙を残したままに、温かくなっていったのだ。二面性と言ってしまえばそこまでだが、白黒ハッキリとした分かりやすいものではなくて、だからすごく人間くさくて魅力的なんだと思う。花村萬月、完全にハマりました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年2月22日
読了日 : 2017年2月22日
本棚登録日 : 2017年2月22日

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