花村萬月二作目。そしてまさかの内容がほとんど似ているという事実。狼の領分と非常に酷似した内容。にも関わらず、やっぱり楽しめた。ピラクルはどこ?遥だけが、成長し、人としての温かさを獲得していったわけではない。他でもない木常が、牙を残したままに、温かくなっていったのだ。二面性と言ってしまえばそこまでだが、白黒ハッキリとした分かりやすいものではなくて、だからすごく人間くさくて魅力的なんだと思う。花村萬月、完全にハマりました。
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- 感想投稿日 : 2017年2月22日
- 読了日 : 2017年2月22日
- 本棚登録日 : 2017年2月22日
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