やっぱりこの人天才だ…。登場人物の歩かせ方が尋常じゃないくらい巧み。原田っていうキチガイ女の異常な言動の数々は神経逆なでされる。こいつ発達障害か何かなのか?って思ってたら、別の登場人物が彼女は発達障害ですか?と両親に聞いたりするし、読んでいる間ずっと宮部みゆきの掌の上で転がされてる感じだったわー。人を見る観察眼とそれを自然に表現できてしまう宮部みゆき、最近の作品よりも、この本のタイトルにあるように毒を以て毒を制するタイプの本になると本領発揮するのね。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年8月11日
- 読了日 : 2015年8月11日
- 本棚登録日 : 2015年8月11日
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