日本人なら知っておきたい日本文学 ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典

  • 幻冬舎 (2021年8月25日発売)
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本棚登録 : 2359
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日本文学の古典は読みたいと思ったことがないし、おそらく今後も腰を据えて読むことはないでしょう。
日本史もあまり学んでこなかったので、1000年前の日本の様子はどんなだったのかもイメージできません。

文学作品から、何を考え日々暮らしていたのか、仕事・食事・娯楽・価値観など当時の雰囲気を感じることができるのでは、と思います。
でも、実話っぽい話も大分盛られていたり、都合のいいように歪曲されているに違いないと疑ってしまいます。

本書は、私みたいな「古典など知らなくてもいいわ!」という人に、作品の内容でなく作者のキャラを紹介することで興味を持って貰うための本です。
作者は、身分が高く裕福で権力のある人達ばかりですから、庶民の姿は遠目にしか見えてこないのではと想像できます。

読み終わり、本書の狙い通りに少し刺激を受けたので、Webを検索して以下のページを覗いてみました。

「おはなしのくにクラシック」
https://www.nhk.or.jp/school/kokugo/classic/

今も昔も人間って本質的にあまり変わってないなと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ
感想投稿日 : 2022年2月10日
読了日 : 2022年2月10日
本棚登録日 : 2021年10月19日

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