本書に登場する曲を聴きながら時間をかけて読みました。
日本音楽コンクール・ドキュメトのピアノ部門を鑑賞してから読むのもいいと思う。
音楽は本能。リズムは快感。
本書では、コンテスタントがライバル達の演奏に素直に感動している姿が清々しい。
クラシックを聴いていると、テンポ、強弱、わずかな間の取り方の違いなどで好きな演奏が決まる。
しかし同じ演奏者だから、どの作品も良いと感じるわけではない。
音楽は正解のない世界。コンクールの審査結果の順位付けはあくまで参考だ。
甲乙つけがたいものに優劣を付けるから、いろんな物語が生まれるのだけれど、、、
この物語では、順位は重要視していない。
優勝者でない亜夜と塵の演奏、どんな風に弾いたのか、どのように感じるのか、無性に聴いてみたい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説 - 日本
- 感想投稿日 : 2018年5月4日
- 読了日 : 2018年5月4日
- 本棚登録日 : 2018年3月7日
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