おや、最初に8ページのカラー写真のページがある!
白黒の本だったので、このカラーは嬉しい。
最初の写真が小林先生の研究室で、人間性をさらけだしているようにゴチャゴチャしている。
これでも写真撮影用に精一杯整理したのだろう。
最近、鳥の巣の本を読んだばかりだったが、本編に入る前の「スズメバチの巣に巣を作ったスズメ」の話(と写真)でグッとつかまれた。
鳥の巣の本には、ツバメの巣を乗っ取るスズメの話題があったが、スズメは何でも利用して巣を作る鳥なんだと改めて認識した。
本書で驚いたのは、イソギンチャクの子どもは這って動くということ。
驚いたというより、今まで考えたことがなかった。
そこでふと思ったのが「サンゴは?」ということ。
調べてみたら、幼少期の時はクラゲのように水中を漂って移動するが、1度海底に固着したらそのまま動かないのだと分かった。
本書はシリーズ5刊目であるが、しばしば以前の話題が出てくる。
何処から読んでもいいのだろうが、最初から順に読むとより楽しめる本だ。
次作の主役(?)のモモンガが、最後にチョットだけ登場する。
木の上の方に設置した巣箱から顔を出しているのを見つけたのだ。
この後たくさんのモモンガと遭遇することになるらしい。
どういう展開になるのか楽しみだ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
*小林朋道
- 感想投稿日 : 2023年7月26日
- 読了日 : 2023年7月26日
- 本棚登録日 : 2023年4月25日
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