セイヴィング キャピタリズム

  • 慶應義塾大学出版会 (2006年1月11日発売)
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本棚登録 : 198
感想 : 13
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自由な金融市場は社会の発展の為に重要であるが、それは極めて脆いものであるという話。金融の成り立ちと発展の歴史を紐解きながら、金融市場はなぜ重要か、それを発展させるにはどうしたらいいのかを考える。市場を抑圧しようとする人々。競争の勝者は自由な競争を阻害することによって自身の立場を護ろうとし、逆に競争に敗れた人は保護貿易的な介入を求める。これら両側からの圧力から市場を意識的に護らないと、市場は直ぐに機能しなくなる。内容は良かったが、文章が堅くてボリュームもあるので読むのは結構大変でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 経済
感想投稿日 : 2010年10月31日
読了日 : 2009年5月8日
本棚登録日 : 2010年10月30日

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