えりの玲子に対する思いは…
それを言葉にしようとしてはたと立ち止まる。
それを「恋」と呼ぶのはどこか違う気がする。
たぶん、恋ではない。
もしも恋だったら、話はもっと簡単だったのではないだろうか。
思春期の女の子なら、一度くらい恋ではなく、同性に心が惹かれる思いを経験したことがあるのではないだろうか。
でも、それはえりほど強くなくて、いつの間にか消えてなくなっていて…
執着と執念、思い込み。
恐いと思いながらも目が離せない強烈な小説だった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
朝倉かすみ
- 感想投稿日 : 2013年2月26日
- 読了日 : 2013年2月15日
- 本棚登録日 : 2013年2月26日
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