NO.6 [ナンバーシックス] ♯3 (講談社文庫)

  • 講談社 (2007年8月11日発売)
3.86
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本棚登録 : 2744
感想 : 156
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2019/01/07 再読。

2023/02/27-28日。再再読。
・3巻好きだな~。ネズミと紫苑がこう、精神的に対等になろうとした第一歩。好き。


。ネズミとイヌカシの関係も良い。というかこのふたりの会話や駆け引き見てると、いかにネズミが紫苑の前でぐだぐだ(?)かがわかるな。イヌカシも言ってたけど。

・だから、おまえは自分で思ってるほど強くはない、ただのひとりの人間なんだと実践をもって教えたイヌカシはすごいな。犬のために自分のためにももちろんあると思うけど、ネズミのことをアッサリ死んじゃったらだめな人だと思ってくれてる。


・楊眠ってこの辺から出てきたっけね! 思ったより早いなと感じたけどこんなもんか。

・楊眠みたいな思想を持っている人がよく今まで無事に過ごしてるなと思ってたけど、さすがに思考の内部までは探れないもんな。楊眠サイドはたしかアニメで大胆にカットされてたから、どんなんだったか読むの楽しみ。


・紫苑、よく爆発するなー。NO.6にいるときはこんなに感情を揺さぶられるできごとが起こらなかったっていうことかもしれないけど、元々かなり感情的になりやすい性質なんだろうね。

・この期に及んで沙布のことを「恋慕とは異質の」「家族のように、親友のように、愛している」と評したのは、なんというか、紫苑だね…… となった。どうしても恋慕にはならないんだな。


・じゃあ(?)ネズミに対してのおやすみのキスはなんなのよ。「きみに出逢えてよかった」はわかる。キスはわからない。これ私が愚かなオタクだから、ウッホホーイ、となってしまうけど、なんでキスした?? こりゃ紫苑さんあんたファーストキスでしょうが(誰?)。

・あとそれで泣くネズミもなんなのよ。わからないよ私には。紫苑に嘘をつかれたこと、自分を巻き込まんとしてひとりで行くことを決めたこと、そして優しいキスがもう二度と会わないと決意したお別れのキスだったこと、いろいろ綯い交ぜになった涙だったのかな~。

・殴り合って(殴り合ってというほどでもないか)仲直りするところもTHE 青春って感じですごく良いよ! メロスかい! あとほんとにネズミは紫苑に対して甘いな。一発殴って一発蹴って、足を払っておしまいだもんな。


・それで力河はともかくイヌカシも紫苑に相当弱いのよ。なんだろうな、紫苑ってそういう人に好かれやすい魅力みたいのを持ってる人なのかな…… NO.6育ちの純粋培養エリートっていう異質さもあるだろうが、性質の為せる技だな、と感じるところも多くある。

・あとコンクかわいい。ニッコリ。間違いなく今巻の癒やし担当だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年6月19日
読了日 : 2023年3月1日
本棚登録日 : 2022年6月19日

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