中学生たちにおすすめしようかと一読してみた。
タイトル通り10代向けかと思いきや意外にも深い内容で、大人の読書にもじゅうぶん耐えうる。
1・自分らしく生きるための心の原則。
2・自分についてのモヤモヤ。
3・友だち関係のモヤモヤ。 4・大人や社会とのモヤモヤ。
5の最終章はいじめや虐待・不登校・リストカット等の色々な問題を抱えているひとに向けたアドバイスやメッセージが載っている。
文字は大きくて読みやすく、文章も非常に分かりやすい。
生育環境がたまたま生きにくいものだった場合、周りの大人も生きにくい考え方を抱えていることが多い。当然子どもはその影響下にあるわけだが、周りの大人がどうであれ子どもまで生きにくい人生を送る必要は毛頭ない。
これまでと違うものの見方・考え方を身につけて、今よりももっと楽に明るく自分らしく生きられるようにした方がはるかに良いはずだ。
「嫌な気持ち」を上手く扱えるようになれば、自分を好きになれるし周りのことも大切に思えるだろう。この「嫌な気持ち」の扱い方が下手なひとは、大人でも驚くほどたくさんいる。
私自身はと言えば、「嫌な気持ち」になったら先ずは独りになって、よくよく考えることにしている。すると「あ、そうか!」とストンと原因が分かる瞬間があって、それが結構楽しい・笑
いかなる時でも感情は選べる。
そう信じてほしいと、ワタクシからも。
さて、子どもたちが大人になることを嫌悪するような大人に、私はなっていないだろうか。
そんなことを考えながらの読書だった。
- 感想投稿日 : 2018年8月26日
- 読了日 : 2018年8月24日
- 本棚登録日 : 2018年8月26日
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