国政選挙で連勝を重ねる安倍首相率いる自民党が、かつてと比べてどうなのかという点を深く分析している。新書とは思えないくらい深い内容。94年の政治改革以降、派閥が衰退する一方、選挙の顔としての総裁が重要となったことから、総裁の権力が増大した一方、党員の減少による選挙地盤の低下もあるということは興味深かった。反面、自民党が期待するのは公明票ということで、今後も自公政権が続くのかなと思うところである。
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カテゴリ:
社会科学
- 感想投稿日 : 2017年5月20日
- 読了日 : 2017年5月16日
- 本棚登録日 : 2017年5月19日
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