「トリツカレ」という題と表紙のやや怖い雰囲気の絵に、暗い話なのかなというイメージがあったこの本。ハートウォーミングでハッピーエンドと聞いて、落ち込んだ時に読みました。(表紙の絵、髪の毛のところに顔があって影になってるのかと思いきや、よく見たら下に陽気な顔がありました)
とくにグッときた、大好きな部分を引用
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自分の足元に、もうずっと前から張られている、澄みきった美しいこの世の氷。
氷の上で、ペチカの足はふるえもせず、きれいにぴんとのびてるさ。自分はとっくに新しいスケート靴をはいている。それはとてもよく足になじむ。それはブレーキなしにひたすら懸命に前へ前へとすべる。そしてそれは、ペチカが転ばないよう、氷と彼女との間に歯をくいしばって立っている。
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この一文目にすっかりやられました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年1月31日
- 読了日 : 2017年1月31日
- 本棚登録日 : 2017年1月31日
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