何気なく見つけて買った本。
著者の作品は実は1つ(スカイ・クロラ)しか観てない。
けど、これを読んでいて、押井さんの作品を観たくなった。
この本のタイトルはちょっと置いておいて(確かに、そのタイトル通りの話も展開されているのだけど)、各章で言及されていることや考え方は刺激的だった。わかりやすくストレートに表現してもらえるのは壮快。
個人的には、最後のあたりが特に好き。
最後の最後には、映画に込めている思いが語られる。
確かに、スカイ・クロラを観たときに、なんとも言えない感覚をずっしり持つことになり、その感覚がなんなのか探し求めるかのように、原作を読んだり(しかも既に5回も・・・)、DVDで再び見たり、他の本でリンクするような内容にぴくんと反応して考えを巡らせたりしていた。
それが、押井さんの、仕事を通して語りかけようとしていた結果だったのだなぁと思った。(ああもうやっとわかったよー)
けど残念ながら、そのことについて、私はまだしっくりくる言葉で表現できない。
「大人になる」と「子供」、「生」と「死」、「負う」と「身軽」、「自由」?、「本音」と「建前」
こんなキーワードがずーっと頭の中を巡っている。もうここ2、3年。きっかけは押井さんの映画なんだよーぅ。
しばらく経ってから、もう一度読みたい本。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年7月8日
- 読了日 : 2012年7月6日
- 本棚登録日 : 2012年7月1日
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