14歳の子を持つ親たちへ (新潮新書)

  • 新潮社 (2005年4月15日発売)
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タイトル、なんでこうしたんだろう。子どもたちのことと言うより、社会のムード的な話が中心になってるから。日頃、思ってること・気になってることを言葉にしてくれたって感じの内容も多かった。

「コミュニケーション力」
言いたいことを一方的に発信するのがコミュニケーションじゃない。むしろ受信力が弱まってないか、と。察する力。非言語的なものも含めて、全体から感じ取る力はどこへ?

「要するに」「結局」と一言でまとめちゃう限定的な理解の横行。これをされると、話しているほうは本当に無力感に襲われる。

「外界を遮断」
自分に関係ないものは、見えない、聞こえない、意味がない。こうしなきゃやってられないようながしゃがしゃした社会ではあるけれど、でも。

人とのかかわり、社会とのつながり、そういうのが根本的に違ってきてるんだねぇ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: メンタル系
感想投稿日 : 2013年3月9日
読了日 : -
本棚登録日 : 2013年3月9日

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