ますます酔って記憶をなくします (新潮文庫)

制作 : 石原たきび 
  • 新潮社 (2011年4月26日発売)
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本棚登録 : 202
感想 : 37
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しっかりしたものじゃない、軽いのを読みたいんだけど、面白くないのはイヤだなーっていう気分のとき、これなんかうってつけではなかろうか。古本の均一棚で見つけて、ストックしてあった中の一冊。

酔っ払いって、ほんと、バカですね~。居酒屋のトイレから下半身丸出しで転げ出る娘さんとか、取引先の人にカンチョーしちゃうOLさんとか、概して女性陣の武勇伝がすごい。笑わせてもらいました。わたしなんか全然どうってことないなあ、あの時だって、この時だって、この人たちに比べたらかわいらしいもんだったよと、非常になごやかな気持ちになりましたです。

わが夫は普通におサケを飲むけれど、一度も記憶がとんだことがないそうだ。そういう状態に至る前に飲めなくなってしまうらしい。これを聞いた時、フン、つまらん奴!と思ったのはナイショだ。

高野秀行さんが一投稿者としてトリを飾っているのも、おかしくてよいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: バラエティ
感想投稿日 : 2015年2月20日
読了日 : 2015年2月20日
本棚登録日 : 2015年2月20日

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