キリング・ゲーム (文春文庫 カ 10-7)

  • 文藝春秋 (2017年10月6日発売)
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本棚登録 : 131
感想 : 29

うー、そういうことだったのか。「二度読み必至」と紹介されていたので、ずいぶん警戒しながら読んでいたが、してやられました。終盤なんか、どんどん残りページが少なくなってるのに、これをどうひっくり返すの?とハラハラしてたら(いや、別に私がドキドキする必要はないわけだけど)、最後の最後でオドロキ二連発。なるほどね~。

終わり方が何ともクール。ラストの電話は、ライダーの今後への伏線かな?このシリーズは邦訳されていない作品があるんだけど、なんでだろう。次作が待ち遠しいです。

オマケ。ミステリで探偵役が刑事の場合、警察内部で孤立したり、上司からにらまれて苦境に陥ったりするという展開がよくある。本作もそう。しかもかなり不愉快なんだよね。サスペンスを盛り上げて、主人公への共感を誘うといった効果があるのだろうが、私は苦手。それと、作品ごとに新たな恋愛対象が「彩りを添える」みたいなのも好きじゃないなあ。そういうのなくても充分おもしろいと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外ミステリ
感想投稿日 : 2019年2月13日
読了日 : 2019年2月13日
本棚登録日 : 2019年2月13日

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