2008年には南部陽一郎氏がノーベル賞を。
「対称性の自発的破れの仕組みの発見」ということですから、真空の相転移という宇宙論はまさに時宜にあってるなぁ・・と思う。
しかし、宇宙の起源を知りたいと思っても、物質を形成する素粒子の理屈を多少知らないでは付いていけないのも事実。
まさに「ウロボロス」(蛇が自分の尻尾を飲み込もうとしている絵)そのもの。
この新書はさらに、未来の宇宙にも言及している。
この宇宙にいる知的動物が人類だけだとしたら、我々の身体そのものを加工することによって、宇宙の色々な場所に生息するかもしれない・・・、と考えるのはおもしろい。
メタンガスで生きることができる遺伝子操作を・・・・なんてのはどうだろう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
岩波新書
- 感想投稿日 : 2009年1月14日
- 読了日 : 2010年9月23日
- 本棚登録日 : 2009年1月14日
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