精神のバランスを崩して、妄想あるいは狂気、あるいは救いの世界に入っていく女性達。悲惨な話もあるのに陰惨ではないのは、話のどこかにいつも燃えるような情熱がかいま見えるから。
森見登美彦(表題作)や江國香織(トロフィーワイフ)ぽいテイストの話があったりして、一作一作違う作家の作風をイメージしてるのかなと思ったりしました。
表題作、太陽の下、甘い果実、がなんだかんだ言って好きです。
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- 感想投稿日 : 2016年7月9日
- 読了日 : 2016年7月9日
- 本棚登録日 : 2016年7月9日
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