海駅図鑑 海の見える無人駅

著者 :
  • 河出書房新社 (2017年2月18日発売)
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本棚登録 : 141
感想 : 12
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2022,21 図書館

「海の見える無人駅の写真集」くらいのノリで借りたらカラー写真は冒頭の30pで、残りはモノクロ写真と活字
おもてたんとちゃうなーと思いながら読み進めたら、これが意外と面白い

紹介される海駅の情報や周辺地理だけでなく、まわりの植生や生物民俗学や歴史にいたるまで様々な観点で記されておりとても興味深かった

とりわけ、岩手県 有家駅(うげえき)の盆踊りにまつわる民俗学はとても印象に残っている

著者は旅をすることで、過去に戻れる、と書く
自分の過去の記憶を辿るだけでなく、その土地その駅の過去や成り立ち現在を知る著者の旅が良かった


駅近くの民宿に連泊したり、海に降りて水に浸かってみたり海水浴場では泳いでみたり
色々と直に体験することが大切だなぁとも改めて思った

行ったことある海駅は下灘駅だけやったので、いつか電車で海駅旅をしてみたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年10月10日
読了日 : 2022年10月10日
本棚登録日 : 2022年10月10日

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