初村上龍。
かなり面白かった。
12年前に書かれた小説で、ここで描かれたことが今現在と同じになっている事柄も多くあった。
【根拠のない「たぶん何とかなる」という考えで何も実行しない日本人】
というのは、ここ数年の大問題に対する人々や政府の対応に対して痛切に感じていたので、
この本は、それに気づいている人がちゃんといるんだと思わせてくれた。
内容的には許されない犯罪などもありましたが、
作者もそれを最良だとは言っていません。
考えることを止めてはいけない、と言いたいのだと解釈しました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
和書 ☆☆☆☆☆
- 感想投稿日 : 2013年2月20日
- 読了日 : 2013年2月20日
- 本棚登録日 : 2013年2月20日
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