夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫 も 19-2)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング (2008年12月25日発売)
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 名もなき2人の語手が織りなすなんともピュアなラブストーリーが癖になる作品でした。
 浸し見やすい一面もありながら、文芸的な魅力もあり読書初心者、中級者、上級者の全ての方にお勧めできる一冊です。
 また、文庫本の表紙も楽しめる要素があります。表紙には様々なイラストが描かれていますが、読む前はなんのことか分かりませんでした。しかし、読み終わった後に見てみると全てのイラストの意味がわかるのでストーリー以外にも楽しめる要素があるのは嬉しかったです。
 大どんでん返しがあるわけでもなく、とんでもない感動があるわけでもありませんが、読み終わった後に極上の「少しのほっこり感」を味わえます。この「少しのほっこり感」こそが本書の最大の魅力だと私は感じます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2020年5月17日
読了日 : 2020年5月17日
本棚登録日 : 2020年4月2日

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