「学力」の経済学

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  • ディスカヴァー・トゥエンティワン (2015年6月18日発売)
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色々な疑問に答えてくれる本だった。

・ご褒美はテストの点数などのアウトプットではなく、本を読む、宿題をするなどのインプットに与える。
・アウトプットではなくインプットに、遠い将来ではなく近い将来にご褒美を与えるのが効果的
・子どもをほめるときには、もともとの能力でなく、具体的に達成した内容を挙げることが重要。
・1日1時間までならテレビもゲームも問題ない。
見るか見ないかよりも、その決めた時間を守れるかどうか。
・子どもの学習時間を増やすには手間暇がかかるが、親以外の親族や、先生などの助けを借りてもよい。
・友達が与える影響
学力の高い友達の中にいると、自分の学力にもプラスの影響、ただし、これは上位層だけ。
問題児からは負の影響を受ける可能性。
習熟度別学級ではもともと学力が低かった子どもには大きな効果をもたらす。
学校や学級を選ぶ時の参考に再読したい。
・人的資本への投資はとにかく子どもがちいさいうちに行う
・投資は学力だけのことではなく、いわゆる非認知能力。
・もしも学力テストの順位を公表するなら、学校名だけでなく、その学区の生活保護率、就学援助率、学習塾等事業者の数や売り上げなど、家庭の資源を表す情報も紐づけて公表すべき。
・少子化が進む中では、教育の数を増やすよりも教員の質を高める政策の方が有効。

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感想投稿日 : 2020年6月6日
本棚登録日 : 2020年6月6日

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