たのきゅう (日本の民話えほん)

著者 :
  • 教育画劇 (1996年4月1日発売)
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感想 : 7
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旅役者の「たのきゅう」が、病気のおっかさんを見舞うための帰路で「うわばみ」に喰われそうになるところを、自慢の芸で切り抜けるお話。

昔話と落語がごっちゃになってると思ったら、落語絵本でも出てるんですね。そっちも読んでみよう。

この絵本では、たのきゅうが自分で役者だと名乗っているから芸を見せる流れになりますが、うわばみが「たのきゅう」を「たぬき」と聞き違えたからとか、バリエーションが豊富だそうです。

ハッピーエンドなんだけど、納得いかないところもあって。
最後は金持ちになって綺麗な嫁さんもらうんだけど、役者やってへんのかい!なんて風に。

僕が子供に話すときが来れば、たのきゅうは一世一代の大役者にしてやろう、と。

まぁでも、金があれば役者を辞めるヘラヘラ感が「たのきゅう」の面白さなんだけど。気分次第ですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本の民話えほん(教育画劇)
感想投稿日 : 2011年10月3日
読了日 : 2011年10月3日
本棚登録日 : 2011年10月3日

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