僕の記憶の中のムーミンには3種類あって・・・全部アニメなのですが。
「ねぇ、むーみん」の、初代。高山みなみの新ムーミン。
もう一つ、なんだか恐ろしく絵本くさいタッチのアニメがあったような。
そのアニメの彗星の話では、ムーミンの尻尾が金色になって、かなりお調子に乗ってはしゃいでいたような。
そんな能天気かつ不気味なアニメとは違って、この小説は随分怖いです。
物凄く暗いテーマに向かって、みんながめいめいの哲学に沿って行動する。最後まで行動しないのは、哲学者を名乗るキャラだけ。
どうしようもないスニフに自分が重なって、読んでて辛くなるところもありました。あぁ、よかった!では片付かない、不思議な本です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
トーベ・ヤンソン
- 感想投稿日 : 2014年1月13日
- 読了日 : 2014年1月13日
- 本棚登録日 : 2014年1月13日
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