カーライル―世界最大級プライベート・エクイティ投資会社の日本戦略

著者 :
  • ダイヤモンド社 (2008年5月16日発売)
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感想 : 34
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【目的】
カーライルの投資案件ケーススタディ
【評価】
案件としては4つ具体的に取り上げられている。物語形式で背景や企業価値向上施策がよく纏まっていて良い。一方投資案件なのでリターン等の計数面も開示可能な範囲でもう少し具体的な情報が欲しかった。昨今の日本のPE業界の発展を鑑みると、分析対象としては少し古い案件ではあるが、バイアウト投資の本質的な部分は同じであり、逆にこれら投資先のその後の状況を調査する事で、カーライルが残したインパクトを正負両面から後追いで考察する事が出来た点は良かった。
又、案件のケーススタディとしても良かったが、カーライルの歴史や企業カルチャー、日本社会における存在意義の話などが非常に興味深く、また個人的に共感出来る部分が多かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年10月26日
読了日 : 2021年10月26日
本棚登録日 : 2021年10月26日

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