「イヤミス」という評判をきいてこわくてなかなか読めなかったんだけど、想像していたよりは全然イヤじゃなかった。読みが浅い? 結婚してないから怖さがわからない?
もちろん気分いい話じゃまったくないどころか、殺人まであって「サイコパスもの」とも思えるんだけど、殺人だとかサイコとかのぞけば、つきつめると、他人とかかわっていくってそういうことなのかも、とか思った。他人とかかわって自分が変わるとか自分を変えるとかそういう……。
でも、ミステリではない気が。わたしにとっては結婚小説とかそんな感じ。全然違うかもしれないけど、この前読んでたせいか、「マリッジ・プロット」をちょっと思い出したり。「結婚」ってちょっと興味深いかもとか思ったり。自分が経験できないのが残念なような気がしてくるような。
ストーリーとして気分いい話ではないけど、部分的にはユーモアがきいてておもしろい。映画の話とかたくさんあって、個人的にウケたのが、ゴッドファーザー見てフレドのところで必ず泣く、とか、ヒュー・グラントが捕まったときのインタビューの話とか。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年5月14日
- 読了日 : 2014年5月14日
- 本棚登録日 : 2014年5月14日
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