優雅な読書が最高の復讐である 山崎まどか書評エッセイ集

著者 :
  • DU BOOKS (2018年6月8日発売)
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本棚登録 : 456
感想 : 24
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2004年以降の、エッセイや書評、ブログ記事などを集めたもの。ブログ記事とかは読んだことあるものもいくつかあったんだけど、ティナ・フェイの話は何度読んでもすごく好きだ。
海外作家とかまったく知らない作家や本も多くて付箋貼りながら検索しながら読んで、いろいろとても勉強になった気がする。山崎まどかさんて青山南さんみたいだなあと。独自の調査というかさがし方というか興味の追い方で、メジャーとか流行りでもないんだけどいいものを掘り出して教えてくれる。ただ、わたしが教養がなさすぎるというか頭悪すぎてついていけないなーって思うのも似てる(笑)。
翻訳されてないもので読みたいと思うものもたくさんあって、でもたぶん英語で読むのは難しそうで、翻訳が出ればいいのにと何度も思ったり。
今わたしが十代だったら将来こういうふうになれたらいいなと山崎さんに憧れたかもしれない。日記部分を読むとまさに優雅すぎて、ときどきいろいろ、ハイクラスすぎる、わたしとはそもそも階級が違う!、と思わされたりもするんだけど。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年7月9日
読了日 : 2018年7月7日
本棚登録日 : 2018年7月9日

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