カタログ的に映画やドラマが羅列されているのではなく、もちろん映画やドラマのデータもとんでもなく豊富だけど、読んでおもしろくて、知識や情報にあふれかえっている。
わたしとしては特に、プレッピーの話や、アメリカの大学進学事情や、大人になれないアメリカ人の話がとてもよかった。こういう話、もっと知りたい。
切り口もユニークで、ほかにYA小説や、音楽の章もあるし、政治の話もあるし、本当にいろいろな角度から楽しめる。アメリカかぶれ、いや、アメリカ文化に興味のある人にはぴったり。
(いやあちょっとなんだか、こんな本を一冊でもつくれたら死んでもいい、みたいな。うらやましい感じ。って一般人が言うのも変だけど)。
学園映画とか流行りのアメリカ、いかにも若者向けって感じで50歳のわたしなんて読者としてお呼びでないんだろうなーとひがんだ気持ちがあったのだけれど、そうでもなかった。
大人になれずに、いつまでも思春期を続けるみたいなめんどくさいアメリカ人にとても共感を覚えるというか。。。。
(でもね字がものすっごく小さい。老眼にはつらい。A4版くらいにしてもよかったのかも。)
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年8月17日
- 読了日 : 2015年8月15日
- 本棚登録日 : 2015年8月17日
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